今後の埼玉における特別支援教育の推進の方向性について

埼玉県の県庁の中で行われていた、「今後の埼玉における特別支援教育の推進の方向性について」の報告が出ました。
下の特別支援教育課のホームページに載っています。
http://www.pref.saitama.lg.jp/A20/BN00/hp/arikatakenntou.pdf
目新しいことはないのですが、特別支援教育以外の部署でも、取り組みを強化するための共通認識を図ったというような気がします。
身近な地域で教育・生活できるために複数障害に対応する特別支援学校が強調されています。
委員の中には聴覚障害教育の関係者は入っていません(事務局にはいるのですが)ので、聴覚障害について忘れられてしまっている感じがします。
今後、特別支援学校内の聴覚障害部門(分教室のようなもの)の動向に注意が必要だと思います。

「ろう学校の名称存続」の取り組み

埼玉県議会でろう学校名称変更について教育委員会の原案通り可決
「埼玉県立坂戸(大宮)ろう学校」から「埼玉県立特別支援学校坂戸(大宮)ろう学園」

生徒たちの願い、届かず・・・

 私たち「埼玉県聴覚障害者協会」と「埼玉の聴覚障害者教育を考える会」は、これまでろう学校の名称を残すことを求めて、
埼玉県特別支援教育課と話し合いを進めてきました。
 合計15470筆の署名も提出し、坂戸ろう学校の中・高学部の生徒19 名が県庁に行き、生徒達の思いを伝えました。私たちも県議会各派へ保護者と共に名称存続を求める活動の説明に回りました。しかし、三月二七日埼玉県議会で、「坂戸ろう学校」「大宮ろう学校」の名称が「埼玉県立特別支援学校坂戸(大宮)ろう学園」に変更することで原案が可決されました。

以下は小出理事長のコメントです。
 残念な結果となりましたが、これで終わりにするのではなく、これからも引き続き「坂戸ろう学校」「大宮ろう学校」名称存続を強く要望していきます。「私たちは負けない。いつまでも「坂戸ろう学校」「大宮ろう学校」が大好きだから。」「この名称で卒業したい」「この名称を誇りたい」という生徒達の想いを大切に受けとめ、これからも“ろう運動”として、力を合わせて頑張っていきましょう。
 校名は変わってしまったけれど、私達の心の中は「坂戸ろう学校」「大宮ろう学校」のままだと思います。
 ろう学校を卒業した“ろう”としての誇りを持つ者として、社会に出て生きがいを持ち、幸せな暮らしを作りたいという想いをこれからも大切にしてほしいと思います。

冬の学習会を行いました

 2009年1月10日土曜日、浦和コミュニティセンター(JR浦和駅パルコ上)で、考える会冬の学習会を行いました。今回の学習会では労働問題を中心に学習を行うことにし、岩山 誠氏(立川公共職業安定所)を招き、テーマ「聴覚障害者の就労の現状と課題~ハローワークの現場から~」を講演して頂きました。
 昨年末から、派遣社員のリストラ問題が課題になっていましたが、聴覚障害者にとってはもっと重い問題になっていることが分かるような講演でした。労働問題だけではなく、ろう教育にも関わってきておりろう学校での職業指導が必要になることがわかりました。
 もし埼玉で特別支援学校が始まったら、ろう教育の専門性が失われる可能性が高くなります。学校を卒業したあと、就職問題も抱えており、このような状態で特別支援学校は良いことかも考えさせられました。

 

 講演が終わった後、労働対策部の小出部長から聴覚障害者の雇用者数など聴覚障害者を取り巻く現状報告をして頂き、懇談会で就職、職場問題など情報交換を行いました。最後に、考える会の田中副会長から、ろう学校の名称を残す運動の取り組みを報告して頂き、今年の2月(県議会での採決)を目標に新たな取り組みを話していただきました。寒い中、ろう協会、手話関係者、ろう学校教諭などたくさんのご参加をして頂きました。ありがとうございました。

 2月はもうすぐです!みんなで気持ちを合わせて「ろう学校」の名称を残す運動をしていきましょう。

卒業証書と履歴書

 埼玉県聴覚障害者協会の特集ページ「ろう学校を守ろう」の記事に、卒業証書と履歴書についてが掲載されています。特別支援学校が始まったことを想像して作成されたものです。

 「特別」という言葉がどんな影響が出るのか、改めて考えてみたいものです。

埼玉県聴覚障害者協会ホームページ「ろう学校を守ろう」 http://www.sai-deaf.com/home/deafscrool/msg04.htm

坂戸クラブ1月

 みなさま、今年もよろしくお願いいたします。
 さて、坂戸ろう学校の坂戸クラブが1月17日(土)に行われます。
 詳しいことは、こちらのチラシをご覧下さい。